アレルギー性結膜炎とは

アレルギー性結膜炎のイメージ写真

アレルギー性結膜炎は、アレルギー反応により、眼の痒みや異物感などが起こる病気です。
花粉が原因となる季節性アレルギー性結膜炎もありますが、身近に存在するダニやハウスダストなどが原因となる通年性アレルギー性結膜炎の患者様もいらっしゃいます。

アレルギー性結膜炎の主な症状

アレルギー性結膜炎の代表的な自覚症状は、「眼が痒い」、「眼がゴロゴロする」、「眼脂が増える」です。程度の差こそあれ、両眼に症状が生じることが多いと言われています。
季節性アレルギー性結膜炎の場合は、毎年決まった時期に眼の痒みなどの症状が現れます。
ほとんどはスギやヒノキなどの花粉が原因で、アレルギー性鼻炎などを併発する患者様もいます。
通年性アレルギー性結膜炎の場合は、ダニやハウスダストなどの原因物質が1年を通して存在するため、症状に季節性はみられず、慢性化しやすい傾向があります。

アレルギー性結膜炎の治療

アレルギー性結膜炎の治療は、抗アレルギー薬などによる薬物療法が主体となります。
まず初めに抗アレルギー点眼薬を使用し、症状が軽くなるか様子を見ます。それでも改善しない場合はステロイド点眼薬を用います。
それでも症状が治まらずに日常生活や仕事に差し支える場合は、抗アレルギー薬を内服することもあります。
なお、季節性アレルギー性結膜炎については、花粉の飛散が始まる2週間くらい前から抗アレルギー点眼薬の投与を開始すると、より高い効果が見込めます。